8th 5月, 2011

おばあちゃん、「ナルナル詐欺」に騙されてますね。

 ナルナル詐欺は青春の若者や青春をこじらせた元若者がかかる病気。困ったことに本人たちも詐欺だとは思わず、本気で「○○になる」と思い込んでいるのが特徴です。

 なぜ詐欺だと言い切れるのか?孫は「やりたいことを我慢」して努力してないでしょう?「夢」を勉強しないことの言い訳に使っているだけ。
 なにも我慢せず、単に夢想・逃避するのが「夢」です。保護者なら夢なんか応援しちゃいけません。応援すべきは「目標」です。やりたいことを我慢して日々積み上げて到達を目指すことです。

 不幸にも孫は「ナルナル詐欺」病にかかってしまいました。正攻法で説得してもムダです。とりあえずこの一年は捨てるつもりで,以下のマニュアルを実行してください。

1.孫に「マンガ家になるという目標を応援する」「そのために一年間、鬼のスパルタ家族になる」と宣言する。
 マンガ家になるには、マンガを描くしかありません。
 ノートの端に絵を描いても、それはマンガではありません。ちゃんとコマを割ってセリフを描いてるか、毎日どれぐらい描いてるのか進行具合をチェックしてください。

2.運動部を辞めさせて、自由時間はすべてマンガを描かせる。毎月16ページの短編を完成させて、東京の出版社に持ち込みに行かせる。
 マンガ家になるには、編集部に持ち込むしかありません。部屋で描いてるのは落書きです。持ち込んだ原稿のみがマンガです。

3.期間は一年。ダメなら普通の大学に行く。
 いま孫は高校二年ですよね?これから一年間を以上の努力で棒に振ってもまだ間に合います。一年やっても編集さんから注文が来なければ、孫には「10代でデビューする才能」がありません。長期戦略に切り替えるべき。
 すなわち「マトモに就職して、仕事しながらマンガ描いて持ち込み続ける」という戦略です。
 中途半端にマンガ学科のある大学や学校に行かせてもムダ。「10代でデビューする才能」はないんですから。

 以上、1~3を孫や家族に宣言してみてください。今よりも問題点が明確になり話し合いも進むと思います。

 僕自身も、お孫さんと同じく10代を「SF作家にナルナル詐欺」で過ごしました。あの頃を思い出すと死にたくなるほど恥ずかしい。
 孫を早くその渦中から救ってあげてください。

 

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